2. 管理者用機能
2.1. ログイン
管理者は管理者用ログインページからログインしてください。
2.2. 使用状況の確認
システム全体の容量上限と現在の使用量はシステム情報メニューから確認できます。

図 2.1 使用量と容量上限
システム全体の容量上限を越えてアップロードすることはできません。
2.3. 管理者アカウントの管理
2.3.1. アカウント一覧の確認と作成
管理者情報メニューから管理者アカウントの一覧を確認と作成を行えます。 アカウント作成時には以下の情報を指定します。
ユーザ名
英数字のユーザ名。ログイン時に使用します。
氏名
管理者アカウントを使う人の氏名。
クラス
このアカウントが持つ権限を指定します。詳細は「管理者アカウントのクラスについて」を参照してください。
パスワード
ログイン時のパスワードを指定します。
2.3.2. 管理者アカウントのクラスについて
管理者アカウントの権限クラスについては以下の3種類があります。
システム
システムに最初から存在するアカウント。全権限を保有します。このアカウントは削除できません。 新たに作成するアカウントに指定することはできません。
管理者
"システム"と同じく全権限を保有します。アカウントを削除可能な点が異なります。
一般
ファイルのアップロード、ダウンロード、削除のみ可能なアカウントになります。 ユーザアカウントに関する操作(作成、編集、削除)はできません。
2.3.3. パスワードの変更
管理者情報メニューの各アカウントの編集ページから行えます。
2.4. ユーザ用アカウントの作成
2.4.1. グループとユーザ
ファイルを共有する相手にはユーザアカウントを作成します。 ユーザアカウントは必ずいずれかのグループに所属します(図 1.1)。
ユーザアカウントを作成する場合は、まずグループを作成してください。
2.4.2. グループの管理
グループはグループ管理メニューから作成します。 グループごとに以下の設定が可能です。
容量上限
グループごとのアップロードファイルの容量上限を指定できます。 システム全体の容量上限以内で指定してください。
各グループの容量上限の総和がシステム全体の容量上限を越えていても
システム全体の容量上限が1GB設定
グループAが1GB設定
グループBが1GB設定
グループA,Bとも最大1GBまでファイルをアップロードできますが、システム全体の容量上限を越えた時点でアップロードできなくなります。 例えば、グループAが300GBのファイルをアップロード済みだった場合は、グループA,Bとも700GBまでのアップロードとなります。
接続元制限
IPアドレス、ネットワークアドレスで接続元の制限を行えます。
2.4.3. ユーザアカウントの管理
ユーザアカウントの一覧はユーザ管理メニューで確認できます。
2.4.4. ユーザアカウントの作成
ユーザアカウントの作成は グループ管理 メニューの"ユーザ追加"リンクより行ってください。

図 2.2 ユーザアカウントの追加
ユーザアカウント作成時には、以下の情報を指定してください。
名前
アカウント利用者の氏名。
メールアドレス
ログイン時にログインIDとして使用します。 また、パスワード再設定時のメール送信先に使用しますので、有効なメールアドレスを指定してください。
パスワード
ログインパスワード。
アカウント作成したことをユーザに連絡する際は、設定したパスワードをメールに記載して連絡するのではなく、登録したメールアドレス(ログインID)を連絡し、パスワードの設定はユーザログインページの「パスワードを忘れたら」よりユーザ自身に初期設定してもらうようにしてください。
2.5. ファイルの管理
2.5.1. ファイルのアップロード
ファイルのアップロードはアップロードファイルメニューの"ファイルのアップロード"より行えます。

図 2.3 ファイルのアップロード
アップロード時に既に同名ファイルがあった場合、既存のファイルは上書きはされません。同名のファイルが複数存在する状態になります。
ユーザがファイルをダウンロードできるようにするには、アップロード後、編集メニューから権限を設定してください。 詳細は「ファイルの管理」を参照してください。
システム全体の容量上限を越えてアップロードすることはできません。
2.5.2. ファイルの管理
アップロードファイルメニューではアップロードされたファイルの確認とダウンロードができます。

図 2.4 ファイルの一覧
"編集"リンクよりファイルの情報を編集できます。 管理者がアップロードしたファイルをユーザがダウンロードできるようにするには、ファイルのグループの設定を行ってください。

図 2.5 ファイルの情報編集
編集ページではファイルに以下の情報を設定できます。
ファイル名
ファイル名を変更することができます。
所有者
アップロードしたユーザが設定されています。 管理者アカウントがアップロードしたファイルは"管理者"と表示されます。
管理者がアップロードしたファイルをユーザが削除できるようにしたい場合を除き、通常、変更する必要はありません。 詳細は「ユーザが削除できるファイル」を参照してください。
グループ
ファイルが所属するグループを設定できます。 グループを設定することで、グループに所属するユーザがファイルをダウンロードできるようになります。 詳細は「ユーザが閲覧・ダウンロードできるファイル」を参照してください。
管理者が新規にアップロードしたファイルは未設定状態となっています。 ユーザがアップロードしたファイルは、アップロード時に所属していたグループが設定されます。
全グループ共通
全グループ共通チェックボックスをOnにすると、そのファイルは全ユーザがダウンロード可能になります。
MIME Type
アップロード時に自動で設定されます。 何らかの理由で変更したい場合は、ここで変更できます。
コメント
ファイルに関する説明を記載できます。 ユーザもこのコメントを参照できます。
管理者がグループを設定することで、グループの使用ファイル容量がグループ上限を超過することがあります。この場合でも、設定は問題なく変更できます。 ただし、ユーザはグループの使用ファイル容量に空きができるまで、新規にファイルをアップロードすることができなくなります。
2.5.3. ユーザが閲覧・ダウンロードできるファイル
ユーザがファイル管理ページから閲覧できるファイルは以下の いずれか の条件を満たすファイルです。
ファイルの所有者が自分
ファイルのグループが自分が所属しているグループ
全グループ共通チェックボックスがOn
2.5.4. ユーザが削除できるファイル
ユーザが管理画面から削除できるファイルは以下の いずれか の条件を満たすファイルです。
自分がアップロードしたファイル
自分と同じグループに所属するユーザがアップロードしたファイル
管理者がアップロードしたファイルは削除できません。
削除可否の厳密なルールは以下のとおりです。
所有者が"管理者"のファイルは削除できない
所有者が"管理者"以外(ユーザ)で以下の いずれか の条件を満たすファイルが削除可能となります
ファイルの所有者が自分
ファイルのグループが自分が所属しているグループ
2.5.5. ユーザが情報編集できるファイル
ユーザが削除できるファイルと同じルールで、コメント等の情報編集が可能です。 詳細は「ユーザが削除できるファイル」を参照してください。