「詳解Rustプログラミング」を読みました
少し前から時間がある時にRustの勉強をしているのですが、年末年始の休みは「詳解Rustプログラミング」を読んでいました。
言語仕様自体は公式サイト(https://doc.rust-lang.org/book/)で十分に説明されていますが、実際に少しまとまった規模のものを作ろうとすると、「あれ?こういう時どうすればいいんだろう」ということが結構出てきます。
そんな時、本書が役に立ちました。
この本では単なる言語の解説のみに留まらず、4章以降では実際にちょっとした仕事をするプログラム(*1)を書きながらRustの機能を学んでいきます。このため、より実践的にRustについて学ぶことができます。初心者である自分が何かやろうとしてつまづいた点は、本書で解説されていることが多かったです。
個人的に役に立った項目の例をあげると、、、
- 数あるポインタ(Box<T>, Rc<T>, etc.)体系のまとめ - 6.2節あたり
- Stringと&strどちらでも受け取る関数を書きたい - 6.3節あたり
- ファイルのread/writeの定石的な書き方を知りたい - 7章
- 複数のエラー型を返したい場合どうすればいいか - 8.5.1節
等々。
掲載されているコードに細かくコメントが入っているのも助かります。Rustにまだなれていないと「これなんだっけ?」と前のページに戻ったり公式サイトをあたる手間が省けます。
言語の基本的な機能/仕様の説明はさすがに公式サイトの方が上なので、公式サイトで基本を学び本書で知識を補足していくのがよいと思います。
(*1) 簡単なCPUエミュレータ、ホスト名解決するDNS resolverコマンドラインツール等々
投稿日:2022/01/15 22:35