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Apple M2、M4とかの雑な性能比較

年末あたりから仕事で使っているMacBookやらWindows PCを少しずつ入れ替えていました。 最新のMacBook ProだとCPUはM4になっているのですが、去年購入したMac StudioのM2 Maxに比べてどの程度速くなっているのかなど気になっていたので、手持ちのホスト間で雑に性能を測ってみました。

計測処理内容

  • nxing(v1.27.4)のビルド時間を計測。
  • configure後にtime makeでビルド時間を計測。
  • シングルコアでの性能差がみたかったのでjob数は1でビルド。
  • ビルドはホストOS上にインストールしたVMWare Workstation/Fusion上のLinuxでビルド。

ビルド処理なのでそれなりにディスクI/Oが入り、単純にCPUの演算性能ではない点は注意。

測定結果は以下のようになりました。

(1) MacBookPro 2017 2.3 GHz デュアルコアIntel Core i5

  • real: 0m24.113s
  • user: 0m19.419s
  • sys: 0m3.925s

(2) Mac Studio M2 Max 12Core

  • real: 0m9.982s
  • user: 0m8.469s
  • sys: 0m1.338s

(3) MacBookPro M4 Max 16Core

  • real: 0m7.582s
  • user: 0m6.722s
  • sys: 0m1.011s

(4) GMKtec Mini PC(AMD Ryzen 7 PRO 6850H with Radeon Graphics)

  • real: 0m12.749s
  • user: 0m9.383s
  • sys: 0m4.388s

※ホストOSはWindows11 Pro。仮想化ソフトはVMWare Workstation。

異なるMTUがあるネットワーク
図1 ビルド時間

気になっていたM2 Max、M4 Maxの性能差については30%程度速くなっているようです。

MacBookProは約7年ぶりに買い換えたことになるのですが、M4 Maxになって3倍近く速くなっています。圧倒的な差ですね。 正直、MacBookPro 2017でも日常の作業ではあまり困っていなかったのでまだ使うこともできたのですが、OSのアップグレードも対象外になってしまったので今回買い換えました。私は仮想マシンを使うことが多いので、メモリが多くなっていたりコア数が増えている点もうれしいところではあります。

また、今回MacBookを買い換えたことでCPUが全てARM系になってしまったので、過去の仮想マシンなどを動かせるようにIntel系CPUを搭載したミニPC(GMKtec)を買ってみました。 AMDのCPUはあまり詳しくないので、AMD Ryzen 7 PRO 6850Hがどれくらいの位置づけの製品なのかわかりませんが、6万ちょいのPCでこれだけの性能が出ているのはなかなかのものなのではないでしょうか。CPUファンがすぐうるさくはなりますが。

またRyzenの場合、sys時間が長くなっているのが気になりました(Intel Core i5よりも若干時間がかかっている)。これは仮想マシン上でのビルドであることが影響しているのかもしれません。user時間だけみるとM2 Maxと同程度なので、Windows上で直接ビルドすれば、M2 Maxに近い性能がでるのかもしれません。

以上、雑な性能比較でした。

投稿日:2025/03/17 22:20

タグ: 与太話

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