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php5.3からの移行

最近(ここ半年くらい)、php5.3からphp7/8系に切り替えたいが、サーバー内に設置してあるシステム類が対応していない(もしくは対応しているかわからない)から何とかならないかというお問い合わせをよくいただきます。

状況を伺ってみるとサーバー会社からPHPの切り替えを促されているケースが多いようです。

PHP5.3自体は2014年8月14日のPHP5.3.29を最後にサポートが終了しています(かなり前ですね)。ただ、CentOS6においては、デフォルト採用しているのがPHP5.3でもあり、CentOS6のPHP5.3についてはセキュリティアップデートが提供されていました。

しかし、CentOS6のサポートも2020年11月に終了したため、VPSなどでCentOS6を使っているユーザはCentOS7,Ubuntu等の別サーバーへの移行を促されているようです。

また、共用サーバーなどでもPHP5.3のサポートを打ち切って、PHP7/8系への切り替えを進めるようになったようです。

問い合わせでよくあった事例を紹介させていただきます。

独自開発したシステムがPHP7/8で動作しない

どこかの開発会社に開発してもらったシステムが動作しない。開発会社も連絡が取れない/保守費を払っていないので対応を断られた等。

[対応]
システムの内容を聞き取り後、別途テスト環境を構築して、そこでエラー箇所の洗い出しと修正量の見積もりをしたあと、費用のお見積もりをします。

最近ではフレームワークにLaravelを使ったシステムも多いですが、Laravelのアップグレード作業も対応可能です。

WordPressが動作しない

WordPressならアップデートが提供されているので新しいPHPにも対応できるはずですが、マイナーなプラグインを使用していてそれがPHP7/8に対応していなかったり、独自開発したプラグインが対応しておらず動作しないケースがありました。

プラグインだけの問題なら規模もそれ程大きくないことが多いので比較的対応しやすいケースです。

昔設置したOSSのソフトが動作しない

なぜかZenCartの問い合わせをいただくことがよくありました。

ZenCartは以前ほど開発が活発ではないようですが、今もPHP7への対応版は出ているようです。ただ、アップグレードはかなり大変そうでしたので、最新版への更新かEC-Cubeへの切り替えを提案させていただき、使い勝手的にEC-CUBEがよいということでEC-CUBEへの切り替えを行うことになりました。

その他のOSSについてもお問い合わせいただければ状況を確認して提案させていただきます。

MovableTypeが動作しない

PHPは関係ないのですが、サーバー移行に伴いMovableTypeを移行してほしいというものがありました。

Perlは後方互換性が高いので新しいサーバーでもだいたい動作するのですが、やたら古いMovableType(4系とか)を持ち出されることが多いのもMovableTypeの問い合わせの特徴のように思います。

MovableTypeは動作も安定していますが、それなりに脆弱性が見つかったりしています。新しい環境で動作したとしても新しいMovableTypeへのアップグレードをお勧めいたします。

最近もMovableType4以降が対象の脆弱性(CVE-2021-20837)が見つかりました。かなり危険度の高いもののようですので必ずアップデート、できない場合は公開されている回避策の実施を行ってください。

上記が比較的最近いただいたお問い合わせです。

弊社ではお問い合わせいただいた内容に応じてテスト環境を構築し、エラー内容等を洗いだしたうえでお見積もりを作成しています。このため、お見積もり作成や作業開始までお時間をいただく場合がございます。ご了承ください。

システムの調査については、よほど大規模なシステムを除き費用はいただいておりません。

また、弊社ではサーバー移転作業について諸々承っております。お困りのことがございましたらお問い合わせください。

今回のように同じような問い合わせが頻発することは去年にもありました。

2020年中頃にEdgeやChromeがTLS1.0,1.1での接続を無効化したため、CentOS5で構築したWebサーバーにはhttpsで接続できなくなったのですが(*1)、実際に無効化された段になって、「なんかうちのWebサイトが表示できなくなったんだけど。。。」というお問い合わせを何件がいただいたことがありました(うちで保守しているサーバーではありません)。

サーバー内で何が動作しているのかも分からないなかで、急にサーバーの移行もできないので、その時は別のサーバーをFrontに用意してCentOS5に向けてReverse Proxyさせて急場をしのぎ、その後、時間を掛けて新サーバーへ移行していきました。

ミドルウェアの更新やサーバーの切り替えには、準備やテストが必要になりそれなりに時間がかかります。また、アップデートしないといけないタイミングも必ずきます。今動いているからいいやとサポート切れのものを粘って使うよりも計画的に更新していった方が時間的にも費用的にも慌てなくてすみます。今一度、自社の環境がどうなっているか棚卸ししてみるのをお勧めいたします。

(*1) CentOS5でrpmインストールされているapacheではTLS1.2に対応していません。

投稿日:2021/10/25 16:07

タグ: Server 作業実績 PHP関連更新作業

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